2012年11月10日(土)
秋口から杜松(トショウ)の下枝が少しづつ枯れ始めた。 面倒みていたのに (´;ω;`)
最近、すかっり枯れこんだので神(じん)にした。 以前に舎利(しゃり)作りにしたところも
石灰硫黄合剤を塗った。
舎利(しゃり)と神(じん)
盆栽の木や枝の一部が枯れて、樹皮が剥がれて白い部分が出てくる状態があります。
この状態が幹で起きると舎利(しゃり)、枝で起こると神(じん)と呼びます。
盆栽が枯れる事によって、樹皮が剥がれるので自然に起こる状態ですが、彫刻刀など
で人の手によって施す技法があるそうです。
主に真柏などの松柏におこないますが、梅にも施す事があります。
盆栽は、剪定や針金を使って樹形を表現する以外にも、このような技法があるとは盆栽を
始めた頃は驚きでした。
【参考】
ジン・シャリを作る理由:
盆栽の枝や幹を意図的に削って自然に枯れたように見せている部分のことです。
特に黒松、赤松、真柏などの松柏盆栽に多く使われている技法です。
忌み枝や、ヤケの入ったしまった部分など、その木の弱点になるような部分をジン・シャリに
作り変えることで、短所を見所に変えてしまいます。
うまく利用すれば野趣を引き出すことが出来る有効な手段です。
●ジン
枝を枯れたようにして見せている部分。
特に木の頂上で、真上に突き出ているジンを「天ジン」といいます。
●シャリ
幹の一部を枯れたように見せているいる部分。「サバ幹」と呼ぶ言い方もあります。