2011年3月9日(水) 明日は陶友会の釉かけの日。 皿に霧吹きするのでCMC糊
を溶いた。
CMC: (セルボキシ・メチル・
セルロースセロゲン
化学糊)
ふのりの成分を化学的に合成
して作っておりますので非常に
強力な接着剤です。
【
CMC糊を使う理由】
作品に
釉薬や絵具の定着も良く生地から剥がれ難くなります。
・釉薬や絵具に混ぜる事により沈殿を防ぎ、作業効率が上がります。
・絵具は、伸びが良くなり描きやすくなります。
【
溶かし方】
水とCMCの量は、100ccの水に1gのCMCを入れ、100倍のCMC溶液を作ります。
はかりがない場合はコップ一杯180cc
の水に茶さじに軽く一杯(2g弱)を入れ
ます。
ぬるま湯を使い、一昼夜放置すると
自然に溶けます。
そのまま1日~3日間置いていください。
CMCが透明の糊状になり使用できる
状態になります。
【
注意】
・ 絵皿に溶いた絵の具なら、スポイトで1~2滴たらすといった感じです。
入れすぎるとダンゴになったりして使い物になりません
・溶かした糊は腐敗しますので冷暗所に保存します。
・又粉末状態での保管は湿気を嫌いますので密封し、乾燥保存をします。
・古くなると粘性が低下します。できる限り早く使う。
・CMC水溶液は、腐敗しやすいので、使用する分だけ作るようにしてください。
水100ccに対して2gの比率でCMC粉末を加えます。
粉末は水と混ざりにくいので軽く撹拌する程度に留め
(殆ど混ざって無くても構いません)一昼夜放置します。
この段階で良く撹拌すると糊状になって来ます。
濃度は絵具に使用する場合と、釉薬では違いがありま
すので任意に調節して下さい。
絵具の場合、糊の添加量が多すぎると吸水性が無くな
り過ぎて描きにくくなってしまいます。
絵具を乳鉢で擦りながらCMC液を少しづつ加えて使い
やすい量を見つけて下さい。
釉薬の場合も同じく糊の添加量は施釉感に関係が出て
きます。